牛乳石鹸

牛乳石鹸

こんにちは。カンム社でカスタマーサポートをしてます平湯(ひらゆ)です。

これはカンム Advent Calendar 2021の7日目の記事です。昨日はGenki Sugawaraの記事「goth-esaを作った話とおすすめのSFマンガ」でした。第三惑星用心棒、面白そうなので読んでみようと思います。

仕事以外の話をしたいと思い、自分を救ってくれた「牛乳石鹸」について書きます。

肌がよわよわになった

高校まで野球をやっていて、白球しか追いかけてなかったので肌のケアなんかひとつもやってませんでした。直射日光なんか怖くありませんでした。一球入魂の毎日でした。が、社会人になったころから肌荒れが目立ってきて、特に顔に赤みが出るようになりました。

ソレは突然に

赤みはほんとにある日突然でした。

大学時代から飲む日は当然のように深酒をしていて、翌日に赤みが残っていることはあったけど、ある日から鼻の周りや頬の赤みが続くようになりました。最初は「あれ、昨日飲んだっけか」と気にも止めていませんでしたが、2週間くらいずーっと続いたのでおや…となりました。

異質だと思ってますが、熱血野球部で育った自分は病院に行ったら負け、薬に慣れて弱くなる、という謎思想を当時持っていたので病院に行ったことがほぼありませんでした。

なので、おや…となりつつも更にほうっておいたら次第にプツプツが出始めて痒くなってきました。症状は顔全体に広がり、周りからも心配されるようになってしまったので観念して皮膚科に行きました。とても緊張しました。

頑張って行ったものの、先生からは原因はようわからんと言われました。とりあえず炎症を抑えるためのステロイドやら漢方やらを処方されました。薬を塗るとおさまるがしばらくするとぶり返す、という感じでした。けど赤みがおさまるので薬は常に塗り続けてました。

その後もいろんな皮膚科を転々としたけどやっぱり原因がわからない。いろんな薬を試したけど一瞬マシになるだけで大きく改善しませんでした。

あと嫌だったのが、薬を塗るとけっこうベタつきがあってテカるんですよね。さらに、乾燥もしてるから皮脂が目立ってなおテカテカになってかなりのストレスでした。

「酒さ」と診断される

あるクリニックがコネを使って大学病院を紹介してくれて、初めて「酒さ」の可能性があると診断されました。それっぽい診断はされたのですが、この「酒さ」自体が原因があまりわかってない症状でした。

で、有効だと言われたので肌にレーザーを打ったりもしました。いちおう保険は適用されるのですが、そのためには数ヶ月レベルの期間を空けないといけなくて、その間経過観測のために病院に行かなきゃいけないし、家から遠くて通い続けるのしんどいなぁとなってました。さらに、まぁまぁ治療費が高いわりに自分としてはあんま効果見えなくて、結局続けられませんでした。根気が足りませんでした。(あとレーザーめちゃくちゃ痛いし、打つ前に薬を馴染ませるためにラップを顔に巻かれたまま大人数がいる待合席に座ってるのも辛かった )

酒さ

簡単に言うと、血管が拡張して赤ら顔になる皮膚疾患。ひどいとブツブツも出る。これになる原因は未だに明確になってない。ただ、辛い食べ物とかアルコールを摂取したり、過度に日光にあたったり、感情が高ぶったりとかで発症すると言われている。鍋の出来具合を覗き込むのも良くない(先生がくれた資料にまじで書いてあった)。 皮膚の炎症を抑えるためによく処方されるステロイドの副作用で「酒さ様皮膚炎」というのもある。自分はこれも併発していたと見られる。

迷子になる

自ら治療の道を断ったわたしは迷子になりました。本当に「酒さ」なのかも疑い始めてしまいました。

顔周りの血行を良くすればいいんじゃないか?と、コルギに行ってくそ痛くて涙を流しました。高校時代に食らった顔面死球よりぜんぜん痛かった。キレイな肌の人ばかりが広告塔をやっている化粧品メーカーから夢をもらって、お高級な洗顔・化粧水も買いました。顔のエステに行って、お灸みたいに熱くなるパックもやりました。呼吸が苦しくて途中から行きたくなくなりましたがもうお金を払っていたので通い続けました。

完全に迷子でした。

牛乳石鹸との出会い

そんな迷子を救ってくれたのが「牛乳石鹸」でした。引っ越しを機に、たまたまたどり着いたクリニックで勧められました。改めて「酒さ」の可能性が高いと診断されまして、もう一度言うことを聞こうという姿勢で、素直に牛乳石鹸を使うことにしました。

赤い箱で有名なやつですね。青もあります。

言われたその日に帰り道にある薬局で買いました。自分が使っているのは無添加シリーズのせっけん(固形石けん)です。

石けんって洗顔後にパリパリになるイメージだったのですが、こいつはさっぱりするのにカサついてる感じもなくて丁度いい感じです。薬を塗っていてもベタつきが気にならなくなりました。

しばらく続けていると、以前と比べて明らかに赤みがおさまってきました。おそらくですが、潤い成分とか色んな良い成分が自分の敏感肌には良くない影響を与えていたと思われます。自分は無添加の石けんとの相性が良かったみたいです。ちゃんと汚れを落とせているので薬の効果もきちんと出ているのかなと。

結構長い間悩んでいたのでめちゃくちゃ嬉しい出会いでした。嬉しくて書いてるのが今です。

あと安いのも良いです。無添加シリーズは薬局や楽天とかで3個入300円未満なので1個100円切ってます。毎日朝晩、洗顔に使っても1個で3ヶ月近く使えてます。コスパイイネ。

牛乳石鹸の製品はいろいろある

牛乳石鹸は牛乳石鹸共進社株式会社が製造していて、1909年創業、今年で112年目です。

釜だき製法(けん化塩析法)で1週間かけて製造するのが特徴で、着色料などを使わず、原料はヤシの油・食塩・牛の油・水酸化ナトリウムで作られてます。(牛乳をストレートに使ってるわけではないんや 🤭 )自分が使っている無添加シリーズの方は香料も使われてないです。

牛乳石鹸の製品情報(固形石けんがアレという方は、液体石けんも泡タイプのもあります)

今回を機に牛乳石鹸製品をいろいろ使ってみました。

いっぱいあるんですね。スキンライフは中学生で思春期ニキビができてた頃に使ってて、牛乳石鹸製品なのをはじめて知りました。効果あった記憶があります。

左手前から)青箱、無添加シリーズのせっけん、赤箱。
左上から)洗顔のスキンライフ、ミルキィボディソープ、無添加シリーズのトリートメント、シャンプー。
製品自体は他にもいっぱいある。
左手前から)青箱、無添加シリーズのせっけん、赤箱。 左上から)洗顔のスキンライフ、ミルキィボディソープ、無添加シリーズのトリートメント、シャンプー。 製品自体は他にもいっぱいある。

ちなみに関西では赤箱、関東では青箱が多く販売されてるようです。牛乳石鹸の生まれは大阪で、当時は赤箱のみだったのですが、全国展開をする際に洗い上げ後のさっぱり感を特長とした青箱を開発したところ、関東の人々に好評だったそうです。(公式HP『石けんこぼれ話』より) 流通量の関係なのか、自分が買った薬局も青箱だけ安かったです。

公式にも書いてあるとおり、青箱はさっぱり感があって匂いも爽やかな感じです。赤箱は、THE石けんって感じで、香りは学校で使ってた石けんを思い出しました。うるおいを欲してる方は赤い箱が良さそうだなと思いました。自分は青箱派。

まぁまぁデカイ。青箱と赤箱をいっぺんに開けたから最初どっちかわからなくなった。彼らは同じ顔をしている。
まぁまぁデカイ。青箱と赤箱をいっぺんに開けたから最初どっちかわからなくなった。彼らは同じ顔をしている。

シャンプーはノンシリコンですが泡立つ成分も入ってるので洗いやすかったです。トリートメントも馴染みやすくて髪パサツキ男にはいい感じでした。ボディソープはみるきぃで、潤いのある感じと石けんのかほり。おばぁちゃんの家を思い出しました。牛乳石鹸だったのかもしれない。

あと、牛乳石鹸の固形石けんはそんなに香りが強いわけではありませんが、置いてあることで洗面所がふわっといい匂いがするとこもいいところです。

子供もお肌よわよわマンだった場合に備えて、自分が先に牛乳石鹸製品を色々試しておこうかなーと思ってます 👶🏻

炎症を抑えられているのはもちろん薬の効果が大きいですが、日常のケアもとても大事なので、心強い味方を得られました。本当は肌の炎症を根本から治療したかったのですが、酒さに関しては原因特定すらされてない状況なので、上手くつき合っていくことが大事みたいです。牛乳石鹸と共に励まし合い生きていこうと思います。

⚠️
使用感や効果は個人の感想です。

おしまい

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